ジムニーにキングピンはないと言い切った整備士のいるガススタに僕の理解できない修理を任せることはできないと感じ、
これからは自分でマニュアルをみて理解し、その通りに行ってくれる修理だけを頼もうと思ったんだけど・・・。
今回、経済的にもきついし、友人たちの協力で、ジムニーの整備を行いました。
結果、見事シミー現象を克服いたしました。
使った部品
ドライブシャフトオイルシール 300円×2
前輪に動力を伝えるシャフトの中央付近にあると思われるゴムのワッカ。今回ドライブシャフトを抜いても、このゴムが見当たらなかったのでそのまま放置。未使用。
リテーナ オイルシール 1600円×4
白色の金属製の半月形のプレート。一番の高額部品! 取り外した部品みてもそれほど劣化は感じなかった。
もしかしたら交換は必要ないのかも・・・。
オーリング・ステアリングナックル 1000円×2
ゴム製のワッカ。これが磨耗するとダンパー機能がなくなってシミーが発生するとジムニー整備マニュアルにあります。
パッドセット フロントアクスル 350円×2
オイルが出ないようにするフェルト地のシート。
カバーオイルシール 480円×4
黒色の金属製の半月方プレート。
キングピンベアリング 450円×4
ヤフオクで購入。450円激安です。タイヤの左右の動きの要となる軸の回転部分です。
ほとんどの部品はKプロダクツさんで購入できます。
ジャッキで浮かして、タイヤをはずします。
さて、部品をはずして行きましょうか。
ちなみに僕が分解しようと思っていたら、友人と義弟が中心となって、どんどんばらしていってしまいます。僕は撮影に専念。
ディスクブレーキのパッドを動作させる「ディスクブレーキキャリパアッシ」を取り外します。
どのねじをはずせば取れるかは見て分かるでしょう。マニュアルにも「このネジはずせ!」といった指示なんてありません。
マニュアルには「はずしたキャリパアッシは、ブレーキホースに傷がつかないように針金で釣っておけ」と指示がありますが、適当に乗せてます。落ちなかったらいいのです。ブレーキパッドもはずします。
さて、ブレーキディスクをはずすのですが、マニュアルには8mmのボルトをねじ込め! とあります。
確かにちょうどそんな穴がホイールハブの外周に見つかりました。
しかし、8mmのボルトなんてありません。
ボルトを買いに近くのオートバックスへ、義弟が走りました。 8mmのボルトは60円でした。砂ぼこりを噛んでいるのか、スパナでは簡単に回りません。電動ドライバーでネジを回して押し込むと、ブレーキディスクが浮いてはずすことができます。
ブレーキディスクがはずれるとこうなります。
ホイールハブをはずします。もしかしたら、オイルシール側のナットとキングピンをはずせば、ステアリングナックルごと(タイヤと一緒に動く一番大きな部品)とれるのかもしれません。その場合はドライブシャフトごとまっすぐに抜き取るのでタイロッドもはずさないとダメなようです。
特殊工具でないと回らない大径ナット群。オーナーの僕がハンマーと大きなマイナスドライバーでまわしてやりました。
傷がつくのでお奨めはしません。
ディスクカバーっていうんでしょうか? それもはずします。
ドライブシャフトを抜いて、キングピンをはずします。キングピンは上下で一組です。
もしキングピンの形状が異常な場合は交換してくださいとマニュアルにはあります。ですがそもそも正常な形なんて知りません。
オイルシール側(ステアリングナックル裏側のナット群)のナットをはずすとステアリングナックルが取り外せます。
グリース類が劣化していれば、きれいに洗浄して新しいグリースを塗りつけます。僕の場合はきれいな状態でしたので、シャーシーグリスを足すだけに留めました。
取り出した古いキングピンベアリングです。見たところそんなに劣化しているようには見えません。
新しいオイルシール群を組みつけて工程をさかのぼって、組み上げていきます。マニュアルにはキングピンの取り付け時、浸水防止に二種類程度のボンド塗るように指示がありますが、今回は塗ってません。
(キングピンの全周にスリーボンド1521Cを塗り、外部からの浸水を防止し、ボルトのネジ部にはスリーボンド1401を塗るという指示があります。これから整備する方は参考にしてください)。
オイルシール類は以下の順序で組み付けます。
ステアリングナックル側(タイヤごと動くユニット側)
↓
白い半月形(リテーナ オイルシール)
↓
ゴム製のワッカ (オーリング・ステアリングナックル)
↓
フェルト(パッドセット フロントアクスル)
↓
黒い半月形(カバーオイルシール)
↓
ナットで締める
センター側
以上、ジムニーの整備でございました。
非常に疲れます。慣れてない作業は考えもって試行錯誤しますから、時間もかかりますね。 でも、なんとなく思っていた前輪の駆動系が理解できたので、面白かったです。
注意 趣味での整備は自己責任で行ってください。
あとステアリングナックル自体はジムニー整備マニュアルによると、キングピンとステアリングナックル止めているオイルシールのナット、それからタイロッドをはずせば、ドライブシャフトごと抜き取れるようです。このほうが早いかもしれません(サービスマニュアル223ページ)。
参考文献 サービスマニュアル ジムニー660 M-JA11C M-JA11V
239ページから242ページ フロントドライブアクスル
223ページ デファレンシャルの分解の項 取り外しフロントデファレンシャル
マニュアルはオークションで手に入れるか、SUZUKIに行ってご相談ください。ちなみにCD−ROMは定価3万ほどしますので、どこかで安くあった場合は速攻で手に入れてください!
2014年4月24日追記
再び、ハンドル操作の遊びが増えシミー(がたつき発生)。新品のシール類がなじんできてから、防ぎきれなくなったような・・・。
原因はキングピンそのものだろうか? なおキングピンの取り付けにはやはりスリーボンドを塗布したほうがよさそうだ。オイルが漏れるほどではないけど、じわっと滲み出してきます。
あと、キングピンベアリングを購入したときにベアリングの周りを囲っているワッカ、「ベアリングアウターレース」っていうみたいだけど、あれも交換できるみたいです。それを交換しなかったのもまずかったのだろうか・・・。
ジムニー45623-80001 リテーナ オイルシール SJ30/JA71/JA11/J... | ジムニー09285-00002-000 オーリング・ステアリングナックル SJ30/JA... | ジムニー45600-82810 パッドセット フロントアクスル SJ30/JA71/JA... | ジムニー45625-63001 カバーオイルシール SJ30/JA71/JA11/JA1... |
ジムニー純正同等品 キングピンベアリング SJ30/JA71/JA11/JA12/JA2... |



たぶん日本にいてたら混ざりたかったですね(笑)
オイルシールはたぶんアクスルシャフトを抜いた内側にありますが、工具がないと外しにくいので交換しなくて正解だと思います。この手の四駆はフロントハブベアリングにガタが出やすいのでジャッキアップごとにガタが出ていないか確認するようにしてください。
ガタは大径ナットの締め付けで治ります。
そういえばフロントハブのベアリングはあまり見てませんでした。金属を折り曲げてナットが回らなくしてあるみたいなので、緩みは発生してなかったと思いますが、前輪から別の異音が発生したらそのベアリングの磨耗ということになるんでしょうねぇ。
今度はプロペラシャフト(かどうか分からないけど)から発生している異音を考えます。またアドバイスくださいませー!
たぶん大径ナット二枚の間に金属の板があったと思いますが。。。オーバートルクで締めると確実にベアリングが逝きます。。なので、まず少し強めのトルクで締めて、タイヤを回転させてベアリングをなじませてゆるめて、ガタがなくなるまで締めてそしてもう一枚のナットを締めて金属を折り曲げてロックって感じです。
でも、四駆系はベアリング交換&調整ができる=おかしくなりやすいってことなので(笑)矛盾しますが頑張ってください。
そして、ジャッキアップしたときにタイヤを外す前に上下左右にゆするくせを付けてください。上下にガタがあればベアリング、左右ならばステアリング系統のジョイント系が問題アリです。。。
ペラシャからの異音ですか。。。
四駆系の異音はたいていガタがあると思いますので頑張ってゆすってみてください(笑)
長文失礼しました。。。