2017年06月26日

バッファロールータ【WZR-AGL300NH】の予備修理

まにネットが切れたり、反応しないときって、古いWIFIルータにはよくあります。
 そんなとき仕様的にも古いし、普通の方は新しいもの買うでしょ。しかし僕は買わない。修理して使い倒す!
 黎明期のルーターならともかく2009年以降のルータはある程度速いし、技術的にも成熟していますからね(たぶん)。

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 (2009年12月稼働開始の【WZR-AGL300NH】)

 なにかと再起動の回数が増えてきたので、本格的につながらなくなる前にメンテすることにした。

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 (ボディをあけたところ)

 上の画像、結構金属のシールドでしっかり囲まれて、うまく冷却されるように気を使ってます。
販売価格も子機とセットで一万円越えだったので、こういうのって価格に反映されるんだということがよくわかります。
 本来ならシールドを取って中のチップの足を再ハンダしたいところだけど、シールドの一部だけハンダで止めてあるのではなく、周囲ぐるっとハンダ付けしてあって、外すのが大変そうでしたので、今回はコンデンサの交換と見えてるチップだけハンダを乗せておきました。

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 (交換したコンデンサ 間にあるのはコンデンサではなくコイル)

 使っているコンデンサは以下のとおり。

 10V 470μF 2個
 25V 330μF 1個

 25V 330μFはプリンター修理時に大量に購入してしまったJACKCON社の50V 330μF(写真の右のやつ)があったので、そちらを使用。
 容量が同じであれば、耐圧が高い分には使用しても問題ありません(大きくなるかもですが)。

 よくわからないんですが、テレビなどの基板のハンダに比べて、PCのマザーボードやバッファロールータのハンダは、艶がなく、こて先を当てても、全然溶けません。フラックスを塗って新しいハンダを盛ってから一気にシュッ太郎で吸い取ります。
あと、この基板。スルーホールが小さくて、部品の足がぜんぜん入りませんでした。グリグリ回しながらなんとか差し込めました。

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 (もう1個 手前のチップの足も再ハンダ)

 チップの足を再ハンダする際はフラックスを使ってください。使わないとハンダがすぐに粘ついてすぐに足と足がくっついてしまいます。そういう場合も、フラックスを塗って温めれば、表面張力でハンダが足だけに乗るようになりますよ。

 以上、蓋をしめて完了。

 これで再起動の頻度が減少すればやった甲斐があったかと思います。

 再ハンダのテクニックは、電子制御のクルマのカギなんかも直すことができます。ハンダの供給までしなくても、溶かしなおすだけでもOKです。




posted by 難波鷹史 at 22:27| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

続CZ-601Dの色付きコンデンサーについて調べてみた

場近くの四条烏丸の大丸前に、ウェンディーズバーガーがファーストキッチンと一緒に新装開店しました。
京都桂のダイエーにあったウェンディーズが2009年の暮れに撤退して約7年半、やっと肉感あふれるバーガーとチリビーンズが食べられることに感謝です。

 さて、X68Kのブラウン管モニターの続きです。
 実は修理完了時には、一定のリズムで映像が一瞬明るくなる症状が出ていて(これは修理前の明暗がふらつく現象とは明らかに違う感じ)悩んでいたのですが、ファミコンの映像端子の接触不良なのか何度かゲームで遊んでいるうちに症状が出なくなりました。
 PS2、スーパーファミコン、XBOX、サターンと試しましたが、ぜんぜん大丈夫でした。

 修理で取り換えたコンデンサーについて色付きの見慣れないものが数本あったので調べてみました。

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 ニチコン製 200V 47μF
 よくみたら105℃品で、修理につかったのは85℃品でした。
 (M)の表記は静電容量の誤差の範囲を示しているようです。PCは製品名の略号でしょうね。H8818は製造年月を表しているのかもしれません。ニチコンのカタログを見ますと135℃品にこんな色がありました。高温度対応品にこういった色を使うようです。

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 日本ケミコン製 50V 0.1μF 

 85℃品。四角っぽいマークなのでやっぱり日本ケミコンのコンデンサーでしょうか。LL は商品名ですかね。
 色が特殊に感じるのは、昔の製品だからでしょうね。

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 日本ケミコン製 50V 0.33μF
 上記と同じ製品の容量違い。

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 ニチコン製 50V 0.46μF
 黄色ですがニチコンでした。最近の製品はブラウンかブラックがほとんどなので、なんだか特殊なコンデンサーに思えます。

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 ルビコン製 16V 10μF
 85℃品、Mは静電容量誤差 CEはリード線の加工についての長さ表記のようで、Wも似たような形状に関するもののよう。
 746は商品名かね。意味わからん。

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 ルビコン製 50V 1μF
 同じく上記と同じ商品で、電圧と容量が違うもの。回路上に大量にある50v 1μFのコンデンサーなのに数本だけルビコンでした。結局、部品の調達で製造元が変わっただけであまり意味はないようですね。

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 こちら側面基板についてた日本ケミコンの大きなコンデンサー。よくみたら105℃品でした。
 85℃品でも問題なく動きますが、105℃品が使われるってことは、85℃品の部品がなかったわけではなく、高温部分になるので採用しているんだと思います。寿命が来るのが早いかもなぁ。



posted by 難波鷹史 at 20:28| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月12日

SHARP CZ-601D 15型カラーディスプレイテレビの修理

こ何週間かGW以後、休日の空いた時間でX68000のテレビと格闘しておりました。
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 (SHARP CZ-601D(B) 映像を映したところ)

 今年の入ってから電源を入れて、10分間ほどテレビの明るさがふらつくようになったので、基板の接触不良を疑って怪しいところを再ハンダして、組み上げたらビデオ信号が映らなくなりました!! っていうのはツイッターかなにかで書きました。
 昨日、修理が完了したので報告です。

  テレビをばらしてみたら、ホコリのすごいこと! 28年分のホコリです。

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(底基板を取り出したところ)

 これを一気に水で洗いました。中性洗剤と使い古しの歯ブラシでゴシゴシして、流水で洗い流して、じっくり乾かします。
 ネットで検索した情報から、集積回路っぽいところのハンダをやり直して、組み立てたら、ビデオ信号が入らなくなりました。フライバックトランスの出力を変えても、緑色になるだけ…。

 実は修理完了した昨日、これの原因が分かりました。

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 (背面基板のスイッチ)

 この背面基板にあるスイッチ。なんのスイッチかの表記がないのですが、これを写真の状態にするとビデオ信号が入ります。

 修理の最初のころはスイッチに気がつかず、もう一度バラバラにして、再チェックし組みなおしたら、画面自体が出ず、フライバックトランスを出力を上げたら画面中央に「点」が表示される始末(こうなったのは原因は、もしかしたらブラウン管への張り付いている吸盤(アノードキャップ)の取り付けがうまくいってなかったかもしれません)。

 とりあえず28年経っているんだから、消耗品であるコンデンサーを全交換してリフレッシュしようと思いました。

(ブラウン管の分解修理はかならず放電してから、行ってください)

 いっぱいコンデンサー買った。

〇側面基板(正面から右にある基板)

部品番号耐圧容量備考
 c705 200V 470μF 
c70835V470μF  
c70916V 100μF 
c71250V 10μF 
c716 200V 47μF105℃
c71735V470μF 
c718100V330μF105℃
c719160V220μF 
c720160V220μF 
c72116V470μF 
c72225V1000μF 

〇CRT基板(電子銃にある基板)
部品番号耐圧容量備考
c8926.3V330V 
c836250V1μF 
c83550V1μF極性なし
c856250V1μF 
c85550V1μF極性なし
c894250V1μF 
c876250V1μF 
c87550V1μF極性なし
c893250V10μF 

〇背面基板(映像・音声入力端子のある基板)
部品番号耐圧容量備考
 c45816V470μF 
c35450V1μF極性なし
c45516V47μF 
c35250V1μF小型
c35350V1μFブルー
c45110V470μF 
c35116V47μF 
c46016V10μFブルー
c45416V47μF 
c45716V47μF 
c35716V10μFブルー
c101250V1μF 
c101116V100μF小型
c45216V220μF 
c45316V10μFブルー
c35650V1μF 
c45616V100μF 
c35550V1μF小型
c190916V47μF 
c192250V1μF小型
c192150V1μF小型
c192050V1μF小型
c191916V10μF 
c101016V100μF小型
c191316V470μF 
c191050V47μF黄色
c190750V0.47μF黄色
c190650V0.47μF黄色
c190150V1μF 
c190250V1μF黄色
c190350V1μF 
c190550V1μF極性なし
c190450V1μF 
c190850V0.47μF黄色
c191550V1μF 
c191650V1μF 
c191750V1μF 
c191850V1μF極性なし
c191150V0.47μF黄色
c191250V0.47μF黄色
c10136.3V100μF 
c101750V0.1μF黄色
c102516V100μF 
c102325V4.7μF 
c102450V1μF 
c102725V4.7μF 
c102850V1μF 
c10226.3V100μF 
c10266.3V100μF 

〇底基板(底側にあるメーン基板)
部品番号耐圧容量備考
 c1450V0.33μF黄色
c1616V330μF 
c2250V1μF 
c2625V4.7μF 
c21350V2.2μF 
c42150V10μF 
c50925V1000μF 
c627200V82μF 
c65435V470μF 
c75116V47μF 
c75216V47μF 
c41350V10μF 
c62350V4.7μF 
c76035V470μF 
c141916V100μF 
c141550V10μF 
c141616V100μF 
c141316V47μF 
c140950V1μF 
c140616V47μF 
c141216V470μF小型
c140150V10μF 
c140716V330μF 
c310916V100μF 
c312416V10μF 
c320350V0.47μF 
c31126.3V220μF 
c60616V100μF 
c60316V47μF 
c41216V47μF 
c40350V1μF 
c199150V1μF 
c311116V22μF 
c75716V100μF 
c40516V220μF 
c80450V0.47μF 
c80750V0.47μF 
c40816V47μF 
c61350V0.47μF 
c61450V0.47μF 
c61225V4.7μF 
c61816V47μF 
c61716V220μF 
c61950V1μF 
c50350V1μF 
c62016V47μF 
c62116V33μF 
c41150V10μF 
c40950V10μF 
c51535V100μF 
c51835V220μF 
〇JC基板(JCという刻印のある基板)
部品番号耐圧容量備考
c301100V1μF 
c31316V47μF 
c31050V1μF 
c30350V1μF 
c30550V1μF 
c30416V47μF 
c30816V10μF 
c30716V10μF 
c31116V10μF 

〇チューナー裏のSDという刻印のある基板
部品番号耐圧容量備考
c2816V100μF 
c64316V100μF 
c64216V33μF 

〇リモコン受光部基板
部品番号耐圧容量備考
c330416V47μF 
忘れた50V1μF小型

 大容量と小型のものは、RSオンライン、その他のものは共立エレショップで調達できました。
50v1μFのコンデンサーでCRT基板と背面基板に6本だけ極性なしのものが必要です。
(2017年6月15日追記)ブルー イエローの表記はなにか特殊な部品のように思いますが、電圧と容量以外にアルファベットの表記しかなかったので、通常の85℃品に交換しました。いまのところテレビの動作に支障はないようですが…。後日、部品の色については調査します。

 コンデンサーの張替えは、もう気の遠くなるような作業でして、一気にしようと思わないことです。
 まず基板が鉛入りハンダのせいかわからないですが、中性洗剤で洗うとさらに白いカスとヤニだらけになってイソプロピルアルコールでもきれいにならず、パーツクリーナーでも無理で、しかたがなくサンハヤトのフラックスクリーナーを買いました。
 これで基板がとびきりきれいになりました。これで断線やハンダ不良などわかりやすくなります。

 うまく吸わない「はんだシュッ太郎」でコンデンサーを外しては新しいものを差しなおして行きました。

 最後に一気にはんだ付けしていきます。

 フライバックトランスも古いハンダを吸って、キレイにしてから新しいハンダを盛りました。(下の写真の右上の弧を描いている部分)

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 (コンデンサーの張替えを終えて、完成間近のテレビ)

 ここまでやって、復活ならずならどうしようか、不安が襲います。


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 (CRT基板の部分)

 フライバックトランスから来ている灰色と黒の銅線(下から伸びてる銅線)。結線を間違えないようにします。あとブラウン管から出ている黒い謎の銅線がどこにつながるかですが(右下からきてる銅線)、上の写真で判明。CRT基板のひし形のランド部分にペタッとはんだ付けします。

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 (ひし形のランドにペタっとはんだ付けした部分)

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 (スピーカー部分)
 エッジが古くなって、もげて穴が開いたので、液体ゴムをボテッと塗って修復しました。音が締まっていい感じです。

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 (アノードキャップ)
 上の写真はアノードキャップを裏返した状態です。裏返した状態でしっかりブラウン管の穴にひっかけて、接続を目視で確認します。
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 (ブラウン管のアノードキャップの穴)

 修理途中に二か所ほど、ランドを剥がしてしまい電子部品の足で修復しながら、なんとか組みあがりました。

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 電源ONして、また画面が出ず。
 途方に暮れて、冒頭のスイッチに至るわけです。あーよかった。長い闘いだった。

 画面の明るさのふらつきもなく、修理完了となりました。 これでブラウン管の寿命がくるまで、動いてくれると思います。

 ちなみにはんだシュッ太郎ですが、付属の金属棒で掃除したら、すごく吸うようになりました。自動で吸い取るやつがほしかったのですが、これだったら買わなくて済みます。

2017年6月28追記
 朝おきて、試しにつけてみたら、明るさふらつく(笑) 可変抵抗っぽいところの接触不良の疑い。もうちょっと調査します。
posted by 難波鷹史 at 19:53| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月08日

マザーボードのLAN機能の故障

ょっと考えがあって、ツイッターとフェイスブックを利用しなくなりました。
 閲覧していると、もう強制的に情報が入ってきて、そのほとんどは、この世の批判や異常なことに目をつむり、「わたしは他の人と違って、なんとか幸せを享受していますよ」…みたいなメッセージを感じるんですよ。もちろん興味深い情報を発信される方はいいのですが、それだったらブログでもいいわけです。
 僕と連絡とりたい特別な方は直接メールでお願いしますね。

 さて、本題。
 古いPCを使っていると、LANなど一部の機能が壊れることがあります。僕が前に使っていたXP時代のマザーはディスクコントローラーが壊れてしまい別で増設したSATAカードからハードディスクを動かしていました。

 故障の症状はLANケーブルを差し込んでも、ランプが光らず認識しないというものです。

 そもそも壊れる原因なんですけども、中のチップが経年劣化で壊れたと思い込んできましたが、どうやら違うみたいで…。
 接触不良を疑い、LANをつかさどるカニのマークでおなじみのチップに、フラックスを塗り、ハンダを盛ってやりました。

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  真ん中にある四角いのがLANのチップ。マザーはP33T-A REV:1.0。

 するとなんともなかったようにLANが接続され、ネットのブラウジングができるようになりました。

 ここんところ修理していて思うのは、結局、故障はハンダ不良から接触不良になって機能しなくなる。
またはコンデンサーの容量がなくなって機能しなくなるかであって、実際に半永久と言われている部品が壊れるのは、接触不良やコンデンサー不良から発生する二次災害なのかと思う。
 いい設計の製品は二次災害の影響が最小限に抑えるようにしているようで、そういう場合はハンダのやり直しとコンデンサーの交換で元に戻ってくれるものが多いような気がします。
 まぁ、気がするだけで、実際にどうなのかは専門家にお任せします。


posted by 難波鷹史 at 18:44| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする